販売戦略とは|赤字体質脱却のため3つの実践方法

販売戦略とは|赤字体質脱却のため3つの実践方法とは
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先日3歳の息子が、すき屋の牛丼♪で好きなおもちゃが手に入らず、号泣!
狭い店内は騒然(汗)
子育てについても、成功する戦略が欲しい―!
どうも、税理士の大森です。

さて、今回は販売戦略のお話です。
販売戦略については、沢山の情報があるので、どれを実践するか手探りの状況かと思います。
今回は税理士の立場から、月次決算と連動してお話を進めていきます。


はじめに

まずは、この一言に尽きます。

「月次決算をすることから始めましょう。」

月次決算によって得られる5つの指標

①どの商品や事業が売れ行きがいいのか
②どの商品や事業が粗利率が高いのか低いのか
③粗利益から固定費を支払えているのか
④利益をどのくらい出せば、固定費をまかなえるのか。
⑤利益の目標値があるが、それを達成するためには売上はどのくらい必要なのか

これが分かると戦略が立てやすくなります。
これを書くと、各方面の社長や経営者の方からこんな声が聞こえてきそうですね。

社長さん
経営者は感覚が大事なんじゃないの?

税理士
おっしゃる通りです。
しかし最低限上記の5つの事を頭に入れたうえで、その感覚を使ってくださいね。

税理士
特定の商品が売れているからといって、それを沢山売って儲かったつもりでいらっしゃる社長が多いんです。
粗利が低ければ、儲からないのでしっかりと粗利を見る必要があるんですよ。

会社が発展するためには|赤字体質脱却のため3つの実践方法とは

下記3つがキーワードとなります。

1.リピーターの確保
2.前年よりお客様を増やすこと
3.売価、粗利の高いものを売る

1.リピーターの確保

第一はリピーターの確保です。
サービスや商品を同じお客様に繰り返し買っていただにはどうしたらいいか考えましょう。
①繰り返しのシステムを作る
②ライバルとの差別化
③お客様にとことん寄り添う

2.前年よりお客様を増やすこと

口コミでお客様が増えるのが理想的です。
一番正確に体験したことのある情報だからこそ信憑性があります。
そして口コミするお客様の顔を思い浮かべてください。
商品やサービス、接客に感動したから、それを素直に伝えたい、そういった気持ちではないのでしょうか。

3.売価、粗利の高いものを売る

月次決算によって、よく売れている商品やサービス、粗利率の高いもの、などがわかるようになります。
様々な商品やサービスを提供しているなら、まずは何が売れているのか、利益率が高いのかをじっくり見極めてください。

税理士
3つの実践方法についていかがでしたか。
当たり前のことですが、これがなかなか難しいんですよ。
特に、1.リピータの確保
2.前年よりお客様を増やすこと
については社長が頭をフル回転させいい方法を見つけてくださいね
社長さん
そりゃそうだけどさ、何かアイデアかヒントかちょうだいよ。
そこまで書いてるんだからさ。つれないなー

と社長の声が聞こえたので具体例をあげました。

具体例)
美容院のケース(すでに導入されているお店がたくさんありますのでイメージが湧きやすいと思います)

1.リピーターの確保について
次の予約をしていただくと〇%割引で同じサービスを提供します。
ポイントカードを発行し、〇ポイントたまると美容院専売GOODSをプレゼントなど

2.前年度よりお客様を増やすことについて
新規ご来店のお客様については、カットとカラーを特別料金でお試しいただけます。
初回のみ有効など。

3.売価、粗利の高いものを売ることについて
これは実際に売れているものとその仕入原価をみて、粗利率をだします。
美容院でしたら、グッズよりもスタッフの技術が大きくウエイトを占めるので、誰の指名が多いのかなどになりますね。
これは人なので労働環境問題が発生しますが、商品やサービスなら重点的に売っていくことができます。

さいごに

販売戦略といっても、何が成功でダメかなんてことはないのです。
常に斬新的かつ画期的な商品を提供している企業もありますし、お客様の潜在的なニーズをくみ取る力が大事になってきます。

ほとんどは社長の手腕にかかっているのです。

その上で、月次決算という数値のデータが販売戦略に役立つ武器であり、存続するための保険でもあるということを覚えておいてください。

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この記事を書いた人:税理士 大森順子

大森会計事務所 代表の大森です。 税金のこととなると途端に難しい言葉や税率が飛び交う世界。 ブログで税金の事を分かりやすく丁寧に説明しています。 「税理士をもっとより身近に!」感じてくださいね。

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