【最新版】電子申告の添付書類|e-taxで財務諸表を送信するやり方

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市販のソフトは持っていて電子申告は出来るけど、決算書等が変換が出来ない場合はe-taxより送信することができます。

今回はその方法を説明していきます。

はじめに

個人で税理士を開業して、改めて気づきました。

設定関連、すべてが大変(笑)

勤めている時は、気にしたことなかったけど、すべてが整っていたなと。

設定関連の作業は、マニュアルがあったり、誰かに聞けば解決できることも多かったけれど、全て一人でやらなければならない。

少しでもそんな負担を減らせればと思い、今回共有します。

個人開業の税理士さん!

競合他社、同業者だけれども、思いは同じのはず。

日本中の中小企業を元気にするため、このような記事なども通してお互い支えあいながらやっていけるような素敵な業界を目指したいです。

NTTデータの達人シリーズは注意!弥生決算書との互換性

2018年11月現在の情報です。

私はNTTデータが販売する達人シリーズ(Lite Edition)を使用しています。

会計は弥生会計を使用しています。

弥生会計の決算書はてっきり達人ソフトで送信できるものと思っていました。

というのも、弥生会計が決算書を.xtx形式でエクスポートでき、そのデータを電子申告の達人で読み込めるので、これで送信できているのかと思っていました。

しかし、クリックしても表示されないし、送信できているのか不安になり、税務署に電話。

すると、決算書は見れていませんの返答が。

そしてNTTデータにも確認すると、うまく送れることもあれば、そうでない事もあるそうです。

つまり、弥生とは互換性が確認されていないとのことでした。

では、郵送しかないのかというとそうではありません。

ご存知だと思いますがe-taxでも電子送信は出来ます。

ただ手間もかかるので郵送の方が早いかもしれません。

次から送信の仕方を忘れ防止のためにも書きます。

郵送がいいか電子でやるか、ソフトを買うのか、判断材料になれば光栄です。

e-taxでの財務諸表の送信の仕方

1.電子申告を完了させる

まずは法人税の申告書について、電子申告を完了させておく必要があります。

e-taxで電子申告添付書類を送信する際に、メール詳細(受付完了のメール)に記載された「受付年月日」と「受付番号」が必要になります。

2.弥生会計での準備

弥生会計のデータをエクスポートする。

 

※保存場所は指定しなければ、弥生を初期でインストールしたフォルダ直下に「Exchange」フォルダがあるので、そこに保存されます。
4つの形式で保存されますが、気にせずそのままでOKです。

3.e-taxでの操作方法

まず該当する会社の名前でログインします。

「作成」をクリック

 

 

OKをクリック

 

 


一応ちゃんと読み込めているか、各帳票で確認しましょう。


確認が終わったら、次の作業をします。

 

ここからが間違いやすいポイント

ここからが間違いやすいPOINTです。

まだ「送信」はしません。

Point
1税理士自身のe-taxでログイン
2関与先(該当する法人)の電子申告受付完了メールに作成した帳票を添付


メッセージボックスをクリックします。
そうるとこのような画面が出てくると思います。
(出てこない場合もあるので後ほど説明します)

ログイン画面が表示されます。

認証をクリックしメッセージに従って処理していきます。


電子申告をした際の受付完了メールを開き、それに今作成したものを添付して送信します。


先ほど作成した「Sample㈱平成30年12月期 決算書」のデータをクリックし送信。

無事送信できましたら、このような受付完了メールが届きます。

以上です。お疲れ様でした。これで終了です。

メッセージボックスを選択後、ログイン画面が開かない場合

上記の手順の中で、メッセージボックスを選択後、ログイン画面が開かない場合もあると思います。

まずはログアウトして上記の手順をもう一度やってみてください。

それでも出来ない場合には、関与先の会社のe-taxでログインして、切り出しを選択します。

ログアウトして税理士自身のe-taxでログインして、同じ手順のとろこで組み込みを選択し、データを読み込みます。

ここまではいいのですが、電子申告データの追加送信表についてはというと、どうなるのでしょう。

税理士自身のe-taxでログインしているので、関与先の基本データではないし。

まだこれに遭遇していないので、これは今後の宿題です(笑)

分かりましたらUPしますね。

内訳書や概況書について

この画面で、勘定科目内訳書や法人事業概況書を選択します。

これに関しては、読込がないので一つ一つ手入力することになります。

留意点

途中、気づかれた方もいらっしゃるかもしれません。

決算書で読み込めるのは、BS、PL、販管費、株主資本等計算書のみとなります。

そのため注記表については読み込みできないので、手入力するか郵送となります。

また、達人シリーズでは「内訳書と概況書の達人」も販売されています。

手間を省きたい方は購入するのをお勧めします。

今のところ私は購入せず、決算書のみe-taxで送信し、注記表、内訳書、概況書は郵送しています。

そうなると、

決算書のみ電子データで手間かかるのでは?一緒に郵送した方が早いのでは?

というお声を頂きそうですが、ご容赦くださいませ。

さいごに

勤務している時は当たり前のようにやっていたことなのに、ただ提出するだけが一つ一つ時間がかかりますよね。

その苦労を分かるからこそ、助け合いながら一緒に成長していけたらと思います。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人:税理士 大森順子

大森会計事務所 代表の大森です。 税金のこととなると途端に難しい言葉や税率が飛び交う世界。 ブログで税金の事を分かりやすく丁寧に説明しています。 「税理士をもっとより身近に!」感じてくださいね。

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