慌てない!期限ぎりぎりの確定申告書の提出|窓口受付以外の3つの方法とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

個人の確定申告は、3月15日が申告期限となっています。

3月に入ると、そろそろ申告期限が頭によぎる時期なのではないでしょうか。

今回は期限ぎりぎりでも慌てなくて済むように申告書の提出方法について書いています。

はじめに

個人で確定申告を提出する場合、平日に税務署にいかれる方も多いのではないでしょうか。

私も確定申告期間中に提出しに行ったことがあります。

受付するだけなのに、最後尾に2時間待ちと書かれた立札を持ったバイトの方が。

途中トイレや気分悪くなられる方もいらっしゃるのではと思います。

長蛇の列に並んででも、その場で内容確認と受付印をもらえる安心感はあると思います。

しかし、この列に並ばれている方は、だいたい不足書類等ない状態で、確認されて並ばれている方がほとんどだと思います。

内容確認といっても、受付の押印の方もバイトの可能性もありますし、職員でも数字はほとんど見ずにざっと確認している方も多いかもしれません。

これから後述する方法で提出して、申告書に記載してる内容で、多少の不足書類があったとしても期限後の申告となるわけではありません。

後日郵送なり、持参なり税務署に渡せばいいだけなので、そこまで気にするほどのことではありません。

私の住んでいる市区町村の税務署は、車が必須の場所にも関わらず、確定申告期間中は駐車場も閉鎖。

車で近くまで行くと警備員さんに、近くのコインパーキングへ誘導される始末。

申告書の提出だから、コインパーキング代も経費でしょ。

なんて言ってる場合ではありません。

申告書の提出が一大作業となり、無駄な時間と労力を割くなんてもったいない!

書いていて熱がこもり、前置きが長くなりすみません。

こんな経験をしたからこそ、直にお手伝いする方だけでなく、直接関わっていない方の負担も少しでも軽減したいと思いブログで書きました。

窓口での提出不要|3つの提出方法とは

窓口に行かなくても提出方法があることを知った上で、ご自身にあった方法を選択をしてくださいね。

郵送で提出

一番てっとり早いのは、お近くの郵便局で申告書を郵送してしまうことです。

郵送は、消印の日付が提出日となります。

ですので、夜間対応の郵便局(本局)ですと24時までに受付したものはその日の取り扱いとなります。

郵送の場合は、簡易書留(基本料金+310円)かレターパックプラス(510円)をお勧めしています。

注意点は、ゆうパックやクリックポスト、宅急便などは消印日の日付で提出したことにならないので気を付けて下さい。

また、普通郵便でも消印があるので有効ですが、郵送中の紛失に対応できなくなるためこれはお勧めしていません。

因みに控えが欲しい場合には、返信用封筒に郵送してほしい住所と名前を書き、切手を貼って同封します。

e-taxで送信

こちらは3つの提出条件があります。

・電子証明書付きのマイナンバーカードを取得していること(下に詳しく記述)
・インターネットを接続できる環境があること
・カードリーダーを購入していること
 

以前は利用登録していないと送信できませんでしたが、H31年1月より簡便化されます。
国税庁HP:【平成31年1月開始】e-Tax利用の簡便化

引用元:国税庁HP

電子証明書付きのマイナンバーカードとは、市役所でマイナンバーカードを発行する時に、電子証明書をつけた場合は電子証明書がついたカードが発行されます。

あとから電子証明書をつける場合には、電子証明書を発行する申請をする必要があります。

税務署に設置してある夜間受付ポストに提出

意外と知られていないような気がしますが、便利で一番コストががかからないのは夜間ポストかもしれません。

働いている方は、日中営業時間内に提出行くのは大変ですよね。

しかし!税務署が閉まっていても税務署の入り口付近には必ず夜間ポストが置かれますので、安心してください。

そのポストに投函すれば完了です。

控えが欲しい場合には、郵送の時と同じで返信用封筒に切手と住所宛名を書き同封してくださいね。

このポストについては夜間の間ずっと設置してあるので、24時以降ももちろん設置してあります。

収受印を押す職員もいないので、24時を過ぎたからと言って期限後ではないようです。

税理士業界や税務署側でも、3/16日の早朝に職員の方が開けて収集するまでが期限内申告となるという暗黙の了解なのだとか。

しかし各税務署、ポストを開ける時間帯が曖昧なのでできるだけ24時までに出した方が無難でしょう。

中には24時にポストを開ける税務署もあると聞いたことがあります。

還付申告(お金を戻してもらう)の場合

最後にもう一つ。

還付申告の場合は1月1日より受け付けてもらえます。

窓口に行く場合でも、とても混み合う2/16~3/15を避けていくことができますので、知っておいて損はないでしょう。

参照:国税庁HP

もちろん、窓口以外の上記3つの方法で提出してOKです。

さいごに

いかがでしたか。

いろいろな選択肢があることを知っているのと知らないのとでは、精神的な余裕も違ってくると思います。

少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を書いた人:税理士 大森順子

大森会計事務所 代表の大森です。 税金のこととなると途端に難しい言葉や税率が飛び交う世界。 ブログで税金の事を分かりやすく丁寧に説明しています。 「税理士をもっとより身近に!」感じてくださいね。

SNSでもご購読できます。

Product by

大森会計事務所 八王子

コメントを残す

*

CAPTCHA