顧問税理士について思うこと|今のままで本当に満足していますか

税理士変更
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「今のうちの税理士さん、悪くはないんだけど」

ご相談にこられる経営者の方や、異業種交流会に参加している経営者の方からよくこんな声を聞きます。

顧問契約を一度かわすと、解約の申し出をするのはとても勇気と労力がいる作業です。

変更するまでもないけど、なんだかな、という思いを持っている方向けに税理士の立場から書きました。

はじめに

ある一人親方の経営者の方とご相談させていただく機会がありました。

その経営者の方は、30代半ばで、先代の社長の後を継いで社長として奮闘されており、とても真面目な方でした。

今契約している税理士の先生も、先代の社長の時からのお付き合いだそうです。

特に不満があるわけでもないようでしたが、

社長
悪くはないんだけど、ほっとかれている感じがすごくするんだよな

このように感じている経営者の方が多いのではと思い、今回この記事を書こうと思いました。

会って話すということのメリット

私のモットーとしては、「月次決算」をすること、

そして、話す内容がそんなになくても月に一度は経営者の方と合って、お話をすることを心がけています。

些細なことに気付けるし、これが一番ミスも少なくお互いに安心して進められると信じています。

さて、先ほどの一人親方の方の話に戻りますね。

申告書も見せてもらいながら、

税理士
「消耗品」や「会議費」少ないですね。
自販機はどで買われている飲み物はどうされていますか?
夏場は、かなりの量を差し入れしたり購入されると思いますが、経費に入れていますか?
社長
領収書でないから何もしていないです
税理士
領収書なくてもメモ書きでも経費にいれていいんですよ。
社長
えっ?!いいんですか?知らなかったですし、聞いてなかったです。。。

そこからは、

従業員と屋台に行ったときに費用や、旅行、こんなのはどうですか?

とかいろいろな疑問がでてきていらっしゃいました。

あともう一つ、給料についてもこんなやり取りがありました。

税理士
社長の給与はどうやって設定しているんですか?
社長
税理士の人がこれくらいの金額でいいよね、と言われて”はい”と言っただけです
税理士
そうだったんですね。本来なら来期の利益予測をしながら、株主総会で決めていくんですよ
税理士
それには、月の固定費がどのくらいかかって、粗利がいくらないと利益がでないのかを把握していく必要があるんです。
その利益の中で社長の給料をどのくらいに設定するか、会社にどのくらい利益を残していこうか、決算月に税理士と話し合いながら決めていくといいですよ

と、どんどん月次の重要性を強調する方向にいく私ですが、

話を見ていてお分かりのように、言われた資料を言われたとおりに出しているだけのパターンで内容についての説明はほとんど皆無だそうです。

でもこの税理士先生の対応しか知らなければ、そんなものかと思うのが普通かもしれません。

さらには、消費税の説明もほとんどされていませんでした。

簡易課税の方が有利なのに、あえて原則で計算していたり、そのことについては社長は全く知らないとのこと。

月に1回でも税理士と話す機会があれば、ちょっとした疑問点を聞くことができたと思います。

税理士という職業も、昔と違って現在はサービス業だと思っている私ですが、そうじゃない税理士も沢山いるんだろうなと、つくづく感じてしまいました。

どうして変更しにくいのか

一言で、「手間と労力」がかかるから。ではないでしょうか。

定期購入しているA商品から、別会社のB商品にしようと軽く変更できたらどれだけ楽かと思います。

世の中には、割り切ってどんどん変えられる方もいらっしゃいますが、それでも税理士を探すのに苦労されています。

たいていの経営者の方は、そこまで不満でなければ変えないで現状維持ではないでしょうか。

無料相談を活用してみてください

例えば、ふとしたときにインターネットなどからでも、無料相談を活用してみてください。

ちなみに私は有料でも無料でも内容はさほど変わりはないと思っています。

ぶっちゃけ、その税理士の人柄によります。

無料だから情報を出し惜しみする、適当な受け答えをする、という人も中にはいるかもしれません。

そうすると、値段で判断する税理士の可能性が高いのではないかと。

私は、勇気をもって無料相談に来てもらったのだから、その気持ちを汲み取って対応できる人の方が安心できると思います。

質問の中にはグレーゾーンで、税金の増減にかかわる話もでてくると思いますが、その辺も税理士の人柄や性格です。

そういったグレーゾーンをどのように説明するかも、お付き合いしていく上で重要な部分になると思います。

お時間が許す限り、無料相談を活用して色んな税理士と話してみてください。

今までと違った気付きを得られると思います。

やはり大手が安心か

中堅どころや小さいところについて私の意見は、

安心である:10% 安心とは言えない:90% です。

大手の会社なら迷わず大手の事務所を探して頼んでくださいね。

しかし、中堅や小規模の会社に本当にそのように大手に頼む必要があるのかと言われると疑問です。

安心である:10% の部分とは、

・担当者が辞めてもすぐ後任がいる
・報酬も高いが、損害賠償の話になったときに払える財力がある可能性が高いこと

安心とは言えない:90% の部分は

・報酬金額が高すぎる
・どこまでいっても人(担当者)である。
・専門的な内容(外国との取引など)でなければ、大手事務所も個人事務所だいたい内容は同じ
・サービス意識が低い

サービス意識については、私もかつては大手の税理士事務所に勤務していたので、いざ自分が独立開業してみて意識が180度変わりました。

大手の事務所はネームバリューで選ぶお客様がほとんどです。

しかし、個人の事務所は人で選んでもらうのです。

自分を選んでもらったと思えば、お客様を大切にしようという意識が自然とわくのが当然かと思います。

私が大手の事務所にいたころは、お客は沢山いたし、担当する案件も毎年変わるし、お客様対自分でなかったなとつくづく感じ反省しています。

おわりに

満足度100%の顧問税理士がいるかと言われると難しいですが、税理士の方に努力は必要だと感じています。

悩んでいながらも、そのままという経営者の方があまりにも多いと感じました。

この記事がきっかけとなり新しい挑戦ができるお手伝いとなれば幸いです。

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この記事を書いた人:税理士 大森順子

大森会計事務所 代表の大森です。 税金のこととなると途端に難しい言葉や税率が飛び交う世界。 ブログで税金の事を分かりやすく丁寧に説明しています。 「税理士をもっとより身近に!」感じてくださいね。

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